そう、この感じが嫌いで僕はいつも殻に閉じ籠る。
既得権益、過去の威光、保身。糞食らえ、うんざりだ。
口を開けば文句と愚痴ばかり。
でも、私もその中のひとりだった。
仲間を失ってはじめて、そんな自分に嫌気がさした。
志ある人たちとともに前に進みたい。
そのためにはチカラが欲しい。
3年前の私はそんなことを思いながら、新しい門を叩いたような気がする。
我ながらポジティブなようでいて極めてネガティヴな動機w
2年間でモノの見方が大きく変わった。
たくさんの素晴らしい出会いに救われ、よき師にも巡り会えた。
学ぶことがこんなに楽しいものなのか、と、
おそらく人生ではじめて感じたように思う。
学部時代の亡き恩師には申し訳ないが、
先生はすべてを分かっておられたと思うし、
すべては自分の未熟さ故で、先生に帰するものでもない。
先生との対話は学問以外のことが多かったように思うが、
その中で全人格的な教育をいただいたと思っている。
学びが楽しくなった。
まだまだ、まだまだ、未熟な私がいる。
もっともっと、もっともっと、真理を探究したい。
一方で私は実務家でもある。
むしろ、そちらが本業だ(笑)
実務においていかに成果をあげるかは
極めて重大なテーゼである。
師は、自身の著書の中で、実務とアカデミアの乖離についての
数多くの先行研究を提示しながら、
ビジネススクールの可能性について論じている。
Mintzberg(2004)ら多くの研究者が指摘するように、
アカデミアの厳密性と実務の実用性は対立するものなのか。
師のように、まだ明解な答えはないのだけれど、
自らの身をもってそれを探求してみようとも思う。
すなわちアカデミアの厳密性は実務の実用性に還元するのか、
アカデミアと実務の接点ではどのような現象が生じうるのか、
実務家がアカデミアに身を置くとはどのようなことか。
明らかにしたいことは山とある。
まだまだまだまだ未熟な私の力では何年かかるか想像もつかない。
とりあえず6年くらいは、と思ってはいるが(笑)
まずは目の前の一歩から始めようと思う。
諸先生方、先輩諸氏、ご指導の程、何卒、よろしくお願いします。