メーカーの生き死にを問う挑戦の数々はここまで進んでいる。
データドリブン。これが、先進企業の、現実だ。
元後輩(いまや名実ともに先輩だがw)の今ごろはどうだったのかが知りたくなって過去のblogを読み返してみたら新しい発見がいっぱいあって非常に興味深い。
今の自分があの頃の彼と出会ったら(もっぱら考えることは、今の自分があの頃の彼女と出会っていたら、だが(笑))何を言っているかがもう少しだけまともに理解できたり、もっと建設的な議論と関係が築けていたのだろうか。
ちょっと懐古主義的かつ感傷的で申し訳ないっすね。
夏休みなので(笑)
いい気付きだな、と思ったものをひとつだけ引用。
ゲーレス・モーガンの組織論から、いい言葉。
「組織は、そのメンバーたちの人生に目的と構造を与える」
まぁ精神的牢獄のメタファーのなかの文なのだけど、非常に重要だと思いました。
無断引用ですが、敢えて出典を明記するのもあれなので、御免。
首都大学東京の高尾先生に教えていただいた、一橋大学の楠木先生のコラム。
「抽象」と「具体」の往復運動
そして、それを援用したビジネススクール論。
抽象と具体との往復運動を繰り返す、このような思考様式がもっとも『実践的』で『役に立つ』ということがある程度的を射ているとすれば、具体的な現場を日頃体験されているみなさんの場合、ビジネススクールでは(無理矢理)抽象に引っ張られることの方がよいのかもしれません。
なるほど。
読むとまず意思決定論に自らが求める内容が大きく変わっていることに気付くと思います。
様々な先行研究や実験から人間の限定合理性を前提とした偏向の数々が自らの体験や経験をもって解き明かされていきます。
経営企画や事業企画を指向する人はその罠にビシバシ嵌っていることに気付けるので、それだけでも一読の価値ありです。