
師匠の本。首都大学東京(現東京都立大学)のマーケティングゼミ(プレゼミ)で読んだ師匠の師匠の本も難解であったが,師匠の本も同じく難解であった。読んだ感想をコメントさせていただいた記憶があるが「書いてあることは何となく分かるのですが『で,我々(実務家)はどうすれば?』って感じがして凄くモヤモヤします」的な,今考えると大変失礼な感想をお送りしたような気がする。「そうですよね(笑)」的な冷静なレスをいただいたような…おぼろげな記憶。
ビジネススクールの章(第12章)だけ唯一理解ができて(できた気がして),凄く共感すると同時に,全体を通して言いたいことが少しだけ分かったような気がしたが,その気持ちを胸に前半の章に戻ると再び何言ってるかさっぱり分からんってなるのが面白かった。
今でもたまに読み返す,これまた間違えなく私の人生を変えた1冊だと思う。
博士論文がベースになっていると思うのだが,このような思考をする大学院生は天才だな,と,思ったことを記録として残しておく。
(再構成:2025/6/1)