学問とは何か?―「社会のものさし」と「自分のものさし」の狭間で

ETV特集 ねちねちと、問う ―ある学者の果てなき対話― 前から見たくて見たくて仕方がなかった番組をようやく見ることができた。マーケティングやMBAが批判されていて誠に面白かったし、何故か涙が出た(批判されて悲しくなった …

天才に対するコンプレックスから考える「理論派」について

理論派,ってなんか理屈っぽくて,堅苦しくて,少しばかり悪口な響きですが(そんなこともない?),何が悪いのかな,などと考えたりもします。 イチローさんが長嶋茂雄さんの追悼コメントで「理屈ではなくフィーリングでプレーする方。 …

水越康介(2022). 『応援消費 社会を動かす力』, 岩波新書.

  師匠の本。これまた偶然だけれども,この本が出版された直後に実務で「応援消費」の企画を提案することになった(実現する前に会社を辞めてしまったけれど)ので,おお,と思ったことを覚えている。 (再構成:2026/ …

日本マーケティング学会 マーケティングジャーナル2020 奨励賞

日本マーケティング学会 マーケティングジャーナル2020 奨励賞を受賞いたしました。 http://www.j-mac.or.jp/prize/10 麻里久(2020)「ソーシャルメディアはブランドコミュニティか,ブラン …

学問をビジネスにインストールする

先週末,私が修了した東京都立大学大学院経営学研究科MBAプログラム(ビジネススクール)主催のオンラインセミナーにパネリストとして登壇させていただきました。 当時は所属していた組織のことや自身の成長と未来についてめちゃくち …

水越康介(2018). 『ソーシャルメディア・マーケティング』, 日本経済新聞出版社.

  師匠の本。私が知る限り,日本ではじめてのアカデミックベースのソーシャルメディア・マーケティングのテキスト。これを超える本を出版できるかどうかが,今の私の最大のミッションであり,大きな野望であるような気がして …

水越康介(2011).『企業と市場と観察者―マーケティング方法論研究の新地平』, 有斐閣.

師匠の本。首都大学東京(現東京都立大学)のマーケティングゼミ(プレゼミ)で読んだ師匠の師匠の本も難解であったが,師匠の本も同じく難解であった。読んだ感想をコメントさせていただいた記憶があるが「書いてあることは何となく分か …

「問い続けること」「問い直すこと」(ビジネススクールを修了して)

ビジネススクールに入学して最初の頃の授業での話である。 ある教授がおもむろにホワイトボードのマーカーを手に取り、 「これは何だろうか?」 と、学生たちに問うた。 どこからどう見てもホワイトボード用のマーカーにしか見えない …